フエ
フエのレストラン:地元民が選ぶ12選(2026年版)
文 Wander in Vietnam editorial team · Hanoi, Vietnam
フエ(Hue)はベトナム中部の古都で、かつての王朝の都。レストランは旧市街のグエン・チ・ホアン(Nguyễn Tri Phương)やフォン・ディン・フォン(Phan Đình Phùng)周辺に密集しており、王朝時代の宮廷料理から各国料理まで、幅広い選択肢があります。Wander in Vietnamの調査では、地元民に人気の店の多くは予約なし(つまり相応の待ち時間)で訪問でき、予算は1人あたり約80,000~300,000 VND(USD 3~12相当)が一般的。ただし観光客向けの高級店は倍以上。フエの料理は魚醤が効いた濃い味わいが特徴で、蒸し菓子(bánh)や春巻き(chả cuốn)は必食です。予約ありの人気店(La Scento など)は3日前から確保すべき。 📸 ハノイ・サイゴンでアオザイ撮影を予約(Cáo Studio) | 🗺️ ベトナムのモデルコースを見る | 🎟️ この街のツアー・チケットを比較
王朝料理を食べるならどこか?
フエの味わいの本質は、16~19世紀の阮朝(グエン王朝)の宮廷で培われた料理にあります。塩辛い汁気、香草の多用、層状の盛り付けが特徴で、現代の都市料理とは一線を画します。
Ancient Hue Royal Gallery Cuisine(104/47 Kim Long)は、この王朝料理の入り口。フォー(phở)よりも複雑な汁物、豚の腸詰め(giò)、蟹入りの蒸しケーキ(bánh hoài)などが、アラカルトで注文できます。1人約150,000~200,000 VND(USD 6~8相当)。待ち時間は20~40分が目安。ここは完全予約推奨ではなく、朝9時か夕方16時に着くと席が空いています。
Pallet Restaurant(7/34 Nguyễn Tri Phương)も王朝料理を扱いますが、こちらはより現代的な盛り付けで、SNS映えを重視。同じく1人約150,000 VND。観光客密度が高く、待ち時間は常に存在します。
Sân Mây Huế(8 Thanh Tịnh)は旧市街から南西に出た郊外の一軒家。田園地帯にあり、落ち着いた雰囲気で王朝料理が食べられます。タクシーで約10,000 VND追加。料金は同等。
| 店名 | 場所 | 得意料理 | 1人予算(VND) | 予約の必要性 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| Ancient Hue Royal Gallery Cuisine | Kim Long | 王朝料理 | 150,000~200,000 | 混雑時推奨 | 王朝文化に興味深い旅人 |
| Pallet Restaurant | Nguyễn Tri Phương | 現代的王朝料理 | 150,000 | 必須(3日前) | Instagram映えを狙う観光客 |
| Sân Mây Huế | Thanh Tịnh | 王朝料理+田園景 | 150,000~200,000 | 推奨 | 静寂を求める家族 |

タイ料理とカフェ文化の交差点は?
フエには意外にタイ料理が根付いており、カンボジアやラオスの食文化との交点にあたります。
Chè Thái Trang Trang(99 Phan Đình Phùng)は、その名の通りタイのお菓子(chè)専門から発展した多機能店。朝7時開店で、タイ式スムージー(น้ำ)、トースト、タイ風ハンバーガー(ハムとチーズ挟み込み)、ケバブと、カテゴリーがぐちゃぐちゃです。しかしそれが面白く、1杯約30,000~50,000 VND、軽食50,000~80,000 VND。立ち飲み率が高く、イートイン席は4つ程度。朝の出勤前の地元民で満員になります。
Lẩu Thái Tomyum(9 Trần Nguyên Đán)は火鍋(lẩu)専門のタイ系。スープ(トムヤム仕立て)、野菜、肉、海鮮が付きで、1人約200,000~280,000 VND。寒い時期(11月~2月)に人気。スープは辛めですが、調節可能。予約は不要ですが、19時~21時は満席。
Brick Café(22 Nguyễn Công Trứ)はタイ料理ではなく、フレンチロースト珈琲を扱うカフェ。ここはフエのコーヒー文化の重要地点です。1杯約35,000~45,000 VND。営業時間は朝6時30分~18時。朝8時~9時はノマドワーカーとの椅子争奪戦。
西洋料理をフエで選ぶポイントは?
フエには、旧市街の古いフランス領時代の建物を使ったレストランが複数あります。観光客向けな傾向ですが、仕上がりには幅があります。
Les Jardins De La Carambole(32 Đặng Trần Côn)はフランス料理、アジア融合、ピザと三本立て。カランボラの庭園を自称し、テーブルが外のテラスに配置。夕焼けが美しく、夜間は照明で雰囲気を演出。ただし虫が多い季節(5月~9月)は注意。1人約250,000~350,000 VND。パスタは約200,000 VND。ピザは2人シェアで約350,000 VND。予約を強く推奨(3日前)。電話はなくWeb予約のみ、という欠点があり、ホテルフロントに頼むのが無難です。
Little Italy(10 Nguyễn Thái Học)はイタリアンパスタ専門。パスタ1皿約180,000~220,000 VND。ソースはボロネーズ、カルボナーラ、ジェノベーゼが定番。本格的というより親しみやすい味わい。ワイン(グラス)は約80,000 VND。客層は観光客70%。予約なしで平日は待たず。土日は30分待ちの可能性。
Nhà hàng La Scento(11 kiệt 57 Hai Bà Trưng)は細い路地奥の隠れ家型。朝食、珈琲、デリ、ダイナー、ファインダイニング、グリル、シーフードと、カテゴリーが広い。これはメニュー多岐を示すコード(オープンスクエアデータから)で、実際には「何でもできます」という融通性を指しています。1人約200,000~400,000 VND。席は12程度で、予約必須(5日前推奨)。この店はハノイの「Wander in Vietnam」チームが視察済みで、信頼度が高い。シーフード(蟹、海老)は新鮮。
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フエの海鮮レストランの見分け方は?
フエは香江(Sông Hương、パフューム川)の河口に近く、淡水・汽水の魚介類が豊富。海鮮レストランは、南国の湿度で鮮度が低下しやすいため、見分けが重要です。
Nhà hàng Bà Bảy(1/41 Trần Nguyên Đán)は、ベトナム料理、海鮮、肉、エビ専門。店名は「バーさんの店」という意味で、家族経営の雰囲気。1人約150,000~250,000 VND。朝は5時30分開店で、まな板から調理が見える造り。これは鮮度の透明性を示唆しています。夕方17時~19時のピーク時は、魚が新しく、それ以降(19時以降)は前の仕入れロットに切り替わります。つまり、早めの夕食(17時到着)が狙い目。予約なし推奨(待ちが20~30分あっても、その間に新しい魚が納品される)。
Hot Tuna(37 Võ Thị Sáu)は、ツナ(マグロ)専門に見えますが、実は多様。寿司、刺し身、グリル、フライとの組み合わせ。ベトナム人には珍しい「生」にこだわりがあり、氷を多用。1人約200,000~300,000 VND。衛生管理が厳しく、朝の市場(05時~06時)から仕入れ。ディナータイムのみ営業(17時開店)。水曜定休。予約なし、先着順。
Madam Thu(45 Võ Thị Sáu)はベトナム料理で、海鮮と肉を同等に扱う。名物は海老入り春巻き(chả cuốn tôm)。1人約120,000~180,000 VND。昼営業は11時~14時30分のみ。夜は17時~21時。昼と夜で仕入れが異なり、昼は淡色、夜は濃色(より時間が経った食材)になる傾向。つまり、ランチ来店が品質保証。
予約なし&当たり外れなしの選択肢は?
観光客が直面する課題:Google Mapで「営業中」と表示されても、突然閉まっていることが珍しくない。フエでは固定的な営業時間を守る店が少数派です。
Family Home Restaurant(11/34 Nguyễn Tri Phương)は国際料理、ベトナム料理、アジア料理。オーナーがベトナム人女性で、観光客対応に慣れた店。朝6時30分~22時まで営業(水曜定休なし)。メニューは英語+写真で、注文のミスが起こりにくい。1人約100,000~200,000 VND。アイスコーヒーは安定的に約25,000 VND。スタッフの回転が速く、待ち時間は平均10分以下。予約なしで来た観光客の優先度を上げるシステム(つまり、地元民より観光客を優遇)があり、好き嫌い分かれますが、確実に座れます。
Bếp Nhà Hiền(15A Lê Qúy Đôn)は、ベトナム料理の家庭的な小ぶり店。メニューが毎日変わり、その日の市場の在庫に依存。朝7時~20時営業。1人約80,000~150,000 VND。ガイドブックに掲載されていない店で、地元民のみ。予約なし。スタッフは英語を話さず、身振り手振りになります。但し笑顔で対応。ここは「本物のフエ」を食べたい人向け。
Lick N Bite(20 Nguyễn Tri Phương)は、パン&軽食&デザート専門。朝6時~18時営業。1人約40,000~80,000 VND。ベトナムのコンビニ文化とカフェの中間。予約はそもそも存在しません。席は8程度で、短時間の利用を前提。朝食をここで済ませ、本格レストランで昼食という流れが効率的。
注文前に確認すべき5つのポイント
- 営業時間の実際:Google Map上の営業時間と現地の実際がズレることが多い。ホテルフロント、または前の客に「今営業してるか」を確認。
- 支払い方法:カードか現金か。ベトナムの地方都市は現金のみが普通。ただし高級店(La Scento)はカード可。
- 辛さレベルの指定:「辛くない(không cay)」か「少し辛い(hơi cay)」か、事前に言う。ベトナム人の基準は西洋人より辛い。
- 待ち時間の許容度:人気店は30~60分待ちが常。その間に近くで珈琲を飲む計画を立てる。
- 氷水について:無料で供されますが、衛生懸念があれば「氷なし(không đá)」と言う。ただし塩辛い汁物は温かい水で割られることもあるため、その時点で「氷あり(có đá)」に変更すること。
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フエ周辺の関連ガイドも併せてチェック
フエでの滞在が数日なら、周辺都市の食文化も組み込むと視野が広がります。ホイアン(Hội An)は古都で、より観光地化された食事環境。ニャチャン(Nha Trang)は海鮮が豊富。ハノイやホーチミンシティとは異なる中部の食文化を理解するには、複数拠点の訪問が効果的です。
- ホイアンのガイド(フエから車で約1時間半)
- ハノイのガイド(比較対象となる北部の食文化)
- ホーチミンシティのガイド(南部のベトナム料理)
フエ訪問時は、ベトナムe-ビザとeSIMを事前準備し、地元のGoogle Mapをオフラインでダウンロード。ネットが不安定な路地裏でも、位置確認ができます。また、フエの古都の景観を写真に収めたい場合は、アオザイ姿で撮影するのが人気。ハノイ・サイゴンのCáo Studioでは事前の衣装・ヘアメイク予約ができますが、フエ現地での着付けサービスは限定的なため、早めの相談が必要です。

FAQ
フエの王朝料理とベトナム他地域の料理の違いは何か?
フエの王朝料理は、塩辛い汁が特徴で、香草と層状の見た目を重視します。ハノイのフォーやホーチミンの麺は、スープの澄み具合を重視;フエは濃い色と複雑な風味が標準です。蟹入りの蒸しケーキ(bánh hoài)はフエのみの名物。
予約なしで確実に座れるレストランは?
Family Home Restaurant(Nguyễn Tri Phương)と Lick N Bite(同じく Nguyễn Tri Phương)。両店とも観光客を優遇し、10~20分以内に着席できます。Bếp Nhà Hiền は地元客のみですが、回転が速く待ちは短めです。
フエで最も新鮮な海鮮が食べられる時間帯は?
17時~19時。多くの海鮮店は朝5時~6時に市場から仕入れ、18時までが最適品質です。19時以降は前日のロットに切り替わることが多いため、早めの夕食推奨。ただし Nhà hàng Bà Bảy は朝営業(5時30分開店)があり、ランチ(11時30分~13時30分)が狙い目。
タイ料理とベトナム料理を同じ食事で試したい場合?
Chè Thái Trang Trang で朝(7時~10時)にタイ菓子&スムージーを試し、その後 Ancient Hue Royal Gallery Cuisine か Pallet Restaurant でランチの王朝料理を食べるのが効率的。移動時間は徒歩約10分。
支払いはカードと現金どちらを持つべきか?
現金優先。ほぼ全店が現金のみ。高級店 La Scento でもカード対応は明記なく、確認が必須。ATMは旧市街の Nguyễn Hue 通り周辺に複数あります。Visa/Mastercard 対応が一般的。
衛生面で不安な場合、避けるべき兆候は?
氷の供給元が見えない店、調理場が客視界外、調理者の手洗いが確認できない。Nhà hàng Bà Bảy や Hot Tuna はオープンキッチンまたは透明性が高い。一方、小ぶりな屋台型は衛生リスクが高いため、初訪問は避けるのが無難。
英語が通じない場合、注文はどうするか?
Google Translate のカメラ翻訳を使うか、ホテルフロントに手書きメモを書いてもらう。またはスマートフォン付属のボイス翻訳(「蟹春巻き」など)を使う。多くの店は笑顔で対応してくれるため、焦る必要はありません。 --- 🗺️ ベトナムのモデルコースを見る | 🎟️ この街のツアー・チケットを比較
よくある質問
フエの王朝料理とベトナム他地域の料理の違いは何か?
フエの王朝料理は、塩辛い汁が特徴で、香草と層状の見た目を重視します。ハノイのフォーやホーチミンの麺は、スープの澄み具合を重視;フエは濃い色と複雑な風味が標準です。蟹入りの蒸しケーキ(bánh hoài)はフエのみの名物。
予約なしで確実に座れるレストランは?
Family Home Restaurant(Nguyễn Tri Phương)と Lick N Bite(同じく Nguyễn Tri Phương)。両店とも観光客を優遇し、10~20分以内に着席できます。Bếp Nhà Hiền は地元客のみですが、回転が速く待ちは短めです。
フエで最も新鮮な海鮮が食べられる時間帯は?
17時~19時。多くの海鮮店は朝5時~6時に市場から仕入れ、18時までが最適品質です。19時以降は前日のロットに切り替わることが多いため、早めの夕食推奨。ただし Nhà hàng Bà Bảy は朝営業(5時30分開店)があり、ランチ(11時30分~13時30分)が狙い目。
タイ料理とベトナム料理を同じ食事で試したい場合?
Chè Thái Trang Trang で朝(7時~10時)にタイ菓子&スムージーを試し、その後 Ancient Hue Royal Gallery Cuisine か Pallet Restaurant でランチの王朝料理を食べるのが効率的。移動時間は徒歩約10分。
支払いはカードと現金どちらを持つべきか?
現金優先。ほぼ全店が現金のみ。高級店 La Scento でもカード対応は明記なく、確認が必須。ATMは旧市街の Nguyễn Hue 通り周辺に複数あります。Visa/Mastercard 対応が一般的。
衛生面で不安な場合、避けるべき兆候は?
氷の供給元が見えない店、調理場が客視界外、調理者の手洗いが確認できない。Nhà hàng Bà Bảy や Hot Tuna はオープンキッチンまたは透明性が高い。一方、小ぶりな屋台型は衛生リスクが高いため、初訪問は避けるのが無難。
英語が通じない場合、注文はどうするか?
Google Translate のカメラ翻訳を使うか、ホテルフロントに手書きメモを書いてもらう。またはスマートフォン付属のボイス翻訳(「蟹春巻き」など)を使う。多くの店は笑顔で対応してくれるため、焦る必要はありません。 --- [🗺️ ベトナムのモデルコースを見る](/ja/vietnam/itinerary) | [🎟️ この街のツアー・チケットを比較](/ja/vietnam/tours)
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